東京23区の駐車場の相場はどれくらい？安い月極駐車場の条件とは？

2021年11月30日

駐車場代が高いといわれている東京23区の駐車場価格相場は、どのくらいなのかご存知でしょうか。東京23区にはワンルームマンションの家賃と変わらないような、駐車場代がとてつもなく高い地域も存在しています。

本記事では、東京23区の駐車場の相場ランキングと駐車場の価格はどのようにして決まるのか解説していきます。東京23区の駐車場価格相場の高い地域でも安い駐車場もあります。その安くなる駐車場の条件についても併せて解説します。

東京23区の駐車場平均価格ランキング【2021年版】

2021年度における東京23区の駐車場価格を、区平均のランキング形式でご紹介します。ランキング表をご覧になっておわかりのように、東京23区内でも区によって価格も大きな差があります。

（参考：駐車場コンシェルジュ http://parking.ima-drops.com/?p=457）

東京23区の中で最も高い駐車場価格は中央区です。日本橋や京橋、銀座など、日本を代表するビジネスゾーンを持っているため、平均価格は5万2,000円を超えています。

六本木や赤坂など、有名な商業ゾーンを持っている港区が中央区に続きます。港区には新橋や田町・三田といったビジネス街もあり、平均価格は5万円を超えるものとなっています。

3位は東京の中心である千代田区です。平均価格は4万8,000円程度と中央区や港区よりは安いのですが、駐車場自体が少ない区となっています。

逆に平均価格が安いのは、練馬区、葛飾区、荒川区、板橋区となっています。ビジネスゾーンや商業ゾーンからも離れているのに、駐車場自体は多い区は平均価格が安いのです。このような区の駐車場の場合には2万円前後で借りることができます。

駐車場の相場は、「地域」「設備」「利便性」の3要素を総合的に検討して決まります。

その地域の現時点での地価を調べ、その地価に準じた形で駐車場の基準価格が決まります。

基準価格に、その駐車場の設備状況の有無が加味されていきます。「屋根があるかどうか」「コンクリート舗装されているか」「シャッターなどで防犯性が保たれるか」が代表的な設備です。これら以外にも、特徴的な設備があれば、駐車場価格にプラスされます。

利便性と聞いて、最寄り駅から近いかどうかが思いつくかもしれません。それだけでなく、全長が長く車高や車幅がある大型のハイルーフ車でも駐車できるかどうか、前面道路が広く車の出入りがしやすいかなども、その駐車場には利便性があるとして価格にプラスされます。

駐車場を利用する際になにかしらの制限が加わるようなところは、その地域の相場よりも料金がリーズナブルとなります。以下のような制限があるような駐車場は価格的に見れば狙い目です。

最寄り駅から離れている駅遠の駐車場は利用者が限られてくるため、料金が安くなります。

機械式駐車場の場合、高さ制限があるところはハイルーフ車を止められませんので、相場よりもリーズナブルな価格に設定されます。同じように、スペースに制限がありコンパクトカーや軽自動車しか駐められない場合にも価格は安くなります。

屋根もシャッターもなく、吹きっさらしになっている駐車場は防犯性が低く車自体もダメージを受けやすいため、価格は相場より安くなります。

駐車場の前の道路が狭いと車の出入りに苦労するようになりますので、価格も相場より安くなります。

東京23区の駐車場の相場は、ワンルームマンションの家賃と変わらないほど高い地域があります。相場より安い駐車場も探せば見つかりますが、その場合にはなにかしらの制限が加わってしまうことが多くあります。

駐車場料金相場の高い地域でも、月極エージェントにご相談いただければ、相場より約20％～30％安い価格で駐車場をご紹介できます。個人宅の使用していない駐車場を有効活用することで、このような価格を実現しています。